Magic Leapは現在、システム動作を実行するための音声による入力方法である音声コマンドを提供しています。有効にすると、起動フレーズ「Hey Lumin」を使用して、機能を初期化できます。起動フレーズを言うと、Controlを使用する代わりに、音声コマンドを使用して、音量の変更、アプリケーションの終了、カメラのキャプチャなどのタスクを実行できます。
ただし、この設定は、システム機能の入力として音声を使用する場合にのみ有効です。音声コマンドのデータは、アプリに公開されるようには設計されていません。
システム機能で音声コマンドを有効にすると、デバイスの近接マイクがローカルで利用可能になり、起動フレーズを待つことができます。起動フレーズが認識されると、音声(持続時間は通常5~10秒)がローカルに記録され、デバイス上のソフトウェアによって分析されます。音声認識コマンドは、デバイスに読み込み済のライブラリを使用して構築されており、音声をテキスト化するディクテーションのように機能しないため、使用可能な音声認識コマンド以外のオーディオや命令を認識したり、それらに応答したりすることはできません。音声コマンドは、他の音声を除外する技術を使って、(周囲の人が発する命令とは対照的に)ユーザーが話す命令にのみ応答するように設計されています。システム機能に対して音声コマンドを有効にする処理は、デバイスのローカル上で行われます。ただし、アナリティクスデータをMagic Leapと共有することを選択した場合は、結果のテキスト文字列と、音声コマンドの使用によるイベントの成功または失敗のデータが、Magic Leapによって収集される場合があります。
音声コマンドの使用はオプションで、設定でいつでも有効または無効にできます。設定で音声コマンドを無効にすると、システム機能での音声コマンドの使用にのみ影響し、音声をテキスト化するディクテーション(これは、キーボード画面のマイクアイコンを選択することで使用できます)は、引き続き使うことができます。